イタリア産ゴルゴンゾーラチーズ(青かびチーズ)からリステリア菌が検出されたとして厚生労働省は8日までに、
食品衛生法に基づく検査命令を出した。

菌が検出された製造業者から輸入するゴルゴンゾーラチーズに検査を義務づけ、合格しないと流通させない。
リステリア菌は、発熱を伴うインフルエンザのような症状を引き起こす。

厚労省によると、リステリア菌の検出は10月末、駐日欧州委員会代表部を通じ連絡があったが、該当するチーズは
9月ごろ輸入され、既に流通していた。今月5日の大阪市の検査で、別の業者のチーズからも検出され、自主回収
している。

リステリア菌は、自然界に広く分布する食品媒介性の病原菌で、乳幼児や高齢者など免疫力の弱い人や妊婦らが
感染しやすい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031108-00000202-yom-soci

リステリア菌とは(東京都健康局)
http://www.kenkou.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/listeria.html
健康な大人の場合は無症状で経過することが多いが、妊婦(胎児)、新生児、乳幼児、高齢者および基礎疾患を
持つ人の場合は髄膜炎、敗血症等を起こし重症化することがあり、致死率約30%といわれています。