【海難】海自作業艇が防波堤に衝突　広島・呉港、４人重傷

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海自作業艇が防波堤に衝突　広島・呉港、４人重傷

　２２日午後７時１０分ごろ、広島県呉市の呉港で、海上自衛隊呉基地の輸送艦「くにさき」の
作業艇（全長１０・９メートル）が防波堤に衝突した。乗組員１３人が呉市内の４つの病院に運ばれた。
　うち真鍋庄司航海長（３７）と斎藤孝明応急長（４４）ら４人が頭や肩の骨を折るなどの重傷。
病院によると、ほかの９人は軽傷という。海上自衛隊は９人のうち３人にけがはないとしている。

　呉海上保安部や海上自衛隊呉地方総監部によると、くにさきは呉基地沖約８キロに停泊中。
午後６時４５分ごろ、乗組員が任務を終えて作業艇で基地に戻る途中、岸から約５０メートル沖の
防波堤にぶつかったとみられる。

　くにさきは来月、イラクへの派遣が予想され、同日夜記者会見した同総監部の加藤耕司幕僚長は
「派遣時期が決まっていないので影響については何とも言えない」と述べた。
原因については「操船ミスと考えられる」と話した。

　作業艇の船首部が約３０センチにわたってつぶれており、正面からぶつかったとみられる。
同保安部は２３日も実況見分を続け、原因を調べる。

　広島地方気象台によると、事故当時、呉地方に大雪や波浪などの注意報が出ていたが、
同総監部は視界は良かったとしている。

ソース
http://www.sankei.co.jp/news/040123/0123sha002.htm

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