パリでの挙式キャンセル続出、ＹＡＷＡＲＡちゃん結婚式が影響か

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　「一ヶ月前の披露宴は出席者721人、総額三億円以上と、大物芸能人クラスのﾄﾞ派手なものでした」
と呆れるのは芸能記者。
「新婦自らがデザインしたドレスのお色直しは二回。フルコースのメニューの料理一品一品に“パリの
教会で誓った二人の愛”などとネーミングまでする気合の入れようでした」

　しかも、この宴を中継したテレビ番組が１７．２％の高視聴率を記録したというから驚きだ。脚本家の
石堂淑朗さんが語る。
「挙式そのものが、結局は見世物だったんだよ。パリでの結婚式だって、彼女は羞恥心がないからで
きたんだろうけど、似合わなかったしね」

　不景気もあって、目下、国内は地味な挙式が増加中らしい。都内・結婚式場『プチ・マリエ』担当者の話。
「うちの総額4万9千円という挙式セットにお客様が集まっています」

　それだけに今回の挙式は際立った。業者にしてみればできるだけ派手にやってくれたほうがうまみ
はあるだろう。海外での結婚式を多く手がける近ツーの広報担当者が言う。
「62年に郷ひろみと二谷友里恵が挙式したオーストラリアは一躍、人気になりました。今回も反響が出
ると期待していたんですが…」

　が、パリでの挙式を控えていた20代のＯＬ嬢が語る。
「外国での結婚式は憧れでした。でもブランド品で飾り立てたヤワラちゃんを見てたら、あまりに品がな
くて…。彼女と同類に見られたくないと思うようになり、パリ挙式をやめました」

　あるブライダル業者もこう打ち明ける。
「実は彼女の式以降これまで入っていたアメリカンチャーチでのパリ挙式の予約が相次いでキャンセ
ルされ、困っています。“同じ趣味だと思われたくないから”と言うお客様もいて、我々はヤワラちゃん
のマイナス効果と呼んでいます」

「身長がが１４６㌢なのに10㍍のベールを着けて、バランスも悪かった。外国ではベールの長さは、家
の格を表すものといわれ、よほどの名門の方でないと、10㍍にはならない。日本人の平均は80㌢。ヤ
ワラちゃんは“掟破り”をやったんです。しかも金にものを言わせてやったという感じがありありで、格好
悪さと品のなさが際立っていた」（別の同業者）
　
　この業者の店でもキャンセルが続き、とうとうゼロになってしまったという…。

新潮社　週刊新潮　１月29日号より抜粋しました